マレーシア・ボルネオ野鳥撮影完全ガイド|RDC・タビン・キナバル山・タワウの回り方とおすすめ野鳥

ボルネオ探鳥サマリー

探鳥地おすすめ度主なターゲット特徴滞在目安
RDC・セピロック★★★★★キタタキ、ロクショウヒタキ、クロアカヤイロチョウガイド不要でも楽しめるボルネオ定番探鳥地2~3日
タビン野生動物保護区★★★★☆クロアカヤイロチョウ、Blue-banded Pittaヤイロチョウと固有種狙い2~4日
キナバル山★★★☆☆キナバル固有種、ヒタキ類アクセス容易2~3日
タワウ周辺★★☆☆☆Blue-headed Pitta、Blue-banded Pittaヤイロチョウ撮影の有力ポイント2日

ボルネオ探鳥のポイント

  • ボルネオ島は日本の約2倍の広さ
  • 世界のヤイロチョウ約40種のうち約10種が見られる
  • ヤイロチョウ狙いなら2~4月がおすすめ
  • 初めてなら「RDC+タビン」の組み合わせがおすすめ

私たち夫婦のおすすめ順位

🥇 RDC・セピロック
🥈 タビン野生動物保護区
🥉 キナバル山

シンガポール在住の私たち夫婦はこれまで5回ボルネオを訪問しました。本記事では実際の探鳥経験をもとに、アクセス方法、費用、探鳥地ごとの特徴、おすすめ野鳥を紹介します。

はじめに

ボルネオ島は東南アジア最大級の探鳥地として知られています。なんといってもヤイロチョウをみるなら、ここは外せません。日本では四国の四万十川でヤイロチョウとしてFairly pittaがみれますがこの1種のみです。

世界には約40種のヤイロチョウがいますが、東南アジアで30種弱がみれて うち10種はボルネオでみれます。世界のヤイロチョウのうち25%をボルネオでみれるとあって、多くのバーダーが訪問してきます。

私たち夫婦はこれまでに5回ボルネオを訪問しました。この記事では、実際の経験をもとに、アクセス方法、費用、探鳥地ごとの特徴、狙いたい野鳥などをまとめたので共有します。

ボルネオの基本情報

項目内容
主な訪問地ボルネオ島北部のサバ州(マレーシア)
玄関口コタキナバル
通貨マレーシアリンギット
大きさ日本の2倍。マレーシアとインドネシアが領有しており、北部のマレーシア領がボルネオ島、南部のインドネシア領はサンダカン島と呼ばれる
治安比較的良好でジョホールバルよりは安全。ただ、事件も起きてるので女性一人旅などは非推奨
時差日本より1時間遅い

とりあえず、とても大きな島です。メインの空港はコタキナバルで、こちらはシンガポールをはじめ国際線の直行便がとんでます。サンダカン、ラハダトゥ及びタワウは国内線のみであり コタキナバルかクアラルンプールから乗り継ぎする必要があります。

ベストシーズン

評価
1月★★★★☆
2月★★★★★
3月★★★★★
4月★★★★★
5月★★★★☆
6月★★★☆☆
7月★★★☆☆
8月★★★☆☆
9月★★★☆☆
10月★★★★☆
11月★★★★☆
12月★★★★☆

年間を通じて探鳥可能ですが、ヤイロチョウのベストシーズンである2〜4月がおすすめです。

シンガポールからのアクセス

シンガポールからコタキナバルまでは直行便で約2時間30分です。キナバル山へ探鳥するなら、ここです。

探鳥を続けていると、コタキナバル経由でサンダカンへ向かう人が多いと思います。我々もそうでした。

探鳥費用

夫婦2名の概算  ボルネオ島のどこにいくか次第ですが、セピロック(RDC)へ4泊5日で行った際のが下記です

項目金額
国際航空券  シンガポール~コタキナバル往復900SGD 10万円
国内航空券 コタキナバル~サンダカン往復500SGD 6万円
ホテル代 4泊500SGD 6万円
ガイド代 なし
その他  空港からホテル移動代など100SGD 1万円
合計23万円

タワウなどハイド利用料が1日あたり2人で3万円、タビンだとガイド代で1日3万円程度かかります。マレーシアのガイド代は、タイより高くてベトナムより安い傾向にあります。

ターゲットとなるヤイロチョウ一覧

英名和名ボルネオ固有撮影難易度
Blue-headed Pittaアオガシラヤイロチョウ★★★★★
Bornean Banded Pittaボルネオシマヤイロチョウ★★★★★
Blue-banded Pittaアオオビヤイロチョウ×★★★★★
Garnet Pittaザクロヤイロチョウ×★★★★☆
Hooded Pittaズグロヤイロチョウ×★★☆☆☆
Blue-winged Pittaヤイロチョウ×★★☆☆☆
Mangrove Pittaマングローブヤイロチョウ×★★★☆☆
Black-crowned Pittaクロアカヤイロチョウ×★★★★☆
Giant Pittaオオヤイロチョウ×★★★★★★
Eared Pittaミミグロヤイロチョウ×★★★★★

★が3個以内はシンガポールにも毎年くる普通種です。

ボルネオの主要探鳥地

1. タワウ

Blue headed pitta

タワウはBlue banded pittaとBlue headed pittaが狙えます。Blue headed は公園の中を3キロ程歩いた場所にハイドがあり、ここでペアをみれました。

Blue banded は,車をとめたら数百メートルの崖の一角にハイドがあり ひたすらここで待ち続けます。こちらは2日待つもでずに終わりました。このハイドは観察できる野鳥種が多くはないので あまり楽しくはないです。自分の足腰が弱ってから再訪してもいいかなと感じてます。

ハイド自体は空港からも1時間もかからず着くのでアクセス便利です。ガイドさんによれば日本人バーダーも多く来ているそうです。2日もあれば充分楽しめるし、そもそも長く居れる場所でもないです。

2. RDC(Rainforest Discovery Centre)

ボルネオ探鳥で最も有名な探鳥地の一つです。特にキャノピーウォークが有名で、樹冠部を飛び回る野鳥を目線の高さで観察できます。初心者からベテランまで必ず訪れる場所です。

Black crowned pitta が比較的観察しやすいです。

そしてRDCはヤイロチョウ以外にも野鳥を数多く観察でき、カワセミ・ヒタキ・キツツキ類など綺麗で珍しい鳥が多くみれます。そして、ガイドがいなくても充分楽しめます。我々もここはガイド無しで楽しみました。

ここの探鳥は、ひたすら歩いて野鳥を探すという我々夫婦のスタイルにもあっており、好きな場所です。ハイドも特にないようですが、それがいいところだと思います。

3. タビン野生動物保護区

宿がほとんどなく、宿泊客以外は観察できないので本格的な熱帯雨林探鳥を楽しめます。

道路沿いや森林内で多くの野鳥を観察できます。

シンガポール以外の場所でヤイロチョウを見たのは、このタビンが人生初です。ガイドさんと共に身を隠しながらヤイロチョウを探したのは今でも楽しい思い出です。

また、夜の探鳥でガマグチヨタカをみれたのも強烈な思い出です。日中に寝ているヨタカは見たことはあっても、夜に活動中だと雰囲気も異なり心に残っています。

そして、タビンもスターバード以外に固有種が多く見れるので、普通に楽しめると思います。 

宿はこちらを利用しました。特に不満はありませんでした。私たちの時は入り口付近にあるコテージでしたが、奥にあるコテージに割り当てられると毎回急な坂を上り下りすることになります。運次第です。

4.キナバル山

特徴標高4,095mの東南アジア有数の高山です。コタキナバル空港から車で約2時間で初心者でも訪問しやすいです。初心者でも訪問しやすい探鳥地です。

訪問しやすいので3連休を利用して2度訪問しました。ヤイロチョウ、カワセミにはであえませんでしたが、きれいなヒタキやキジ類はみれました。

キナバル山ふもとの林道でヒタキ類がみれます↓

ちなみに初めて行った2019年8月は、わらってしまう位に野鳥にであえませんでした。。訪問時期にはお気をつけください。

またキナバル山の麓から 車で3時間のところにハイドもあります。ここではキジ類、ウズラ類およびヒタキ類がみれました。ガイド曰く Borneo banded pittaもでるそうです。

まとめ

日本からボルネオを訪問するなら、複数個所をまとめて訪問するのがいいと思います。優先順位がヤイロチョウとカワセミなら、RDCとタワウでしょう。固有種を多くみたいなら、RDCとタビンですね。

観光ついでに野鳥もみるならキナバル山のみでも楽しめると思います。

ボルネオは東南アジア最高クラスの探鳥地です。ぜひ一度訪問してみてください。