フィリピン・ミンダナオ野鳥撮影完全ガイド|PICOP・カワセミ・固有種の楽園

サマリー

項目評価
おすすめ度 ※海外探鳥の経験者向け★★★★★
日数6~7日
費用25万円
治安 ※ミンダナオ島北部のみ 南部は非推奨★★★☆☆
訪問時期2025年3月
アクセス★★☆☆☆

はじめに なぜミンダナオなのか

ミンダナオ島はフィリピン南部に位置する大きな島で、多くの固有種が生息しています。

私自身、これまでタイ、マレーシア、ネパール、ウガンダなどで野鳥撮影を行ってきましたが、ミンダナオは「固有種の多さ」という点で特に印象的でした。特にカワセミ好きには、レアなカワセミが一挙にとれるし外せません。また綺麗なヒタキ類も多いです。

ミンダナオ島というと治安が心配なイメージがあるかもしれませんが、それは南西部のムスリムが多いエリアで北東部は特に問題ありません。

ウガンダやネパールとの違い

ウガンダが「鳥種数の国」だとすると、ミンダナオは「固有種の国」です。

日本ではもちろん、数多い東南アジアの探鳥地の中でもミンダナオは魅力的な野鳥が数多く見られます。ただし、島が大きい割にインフラ整備はされてないので長時間の車移動が必須です。これは、ウガンダとかと同じです。

私の訪問コンセプト

期間:6泊7日  

ターゲットバード Wattled broadbill, Celestial Monarch,Short crested Monarch,Blue-capped Kingfisher,Southern Silvery Kingfisher,Rufous-lored Kingfisher,

今回はWattled broadbill がメインです。2022年にもミンダナオ島でトライするも今回はリベンジ。

また2022年訪問時に、ホテルが酷いのは認識していたので ネットで見つけた清潔なホテルにて快適に過ごします。

ミンダナオの基本情報

項目内容
フィリピン
地域ミンダナオ島
通貨フィリピンペソ
言語英語・タガログ語
時差日本 -1時間
治安空港があるダバオと滞在したビスリグは何も問題ありませんでした。

ミンダナオへのアクセス

シンガポールからミンダナオ島のダバオへはScootの直行便があり便利です。ただし、ダバオから探鳥地PICOPそばのビスリグまでは車移動しかできず7時間ほどかかり厳しいです。

探鳥の費用

夫婦2人分です

項目金額
国際線850SGD 約12万円
車代 ガイド時および空港までの送迎400SGD 約5万円
ガイド350SGD 約4万円
ホテル250SGD 約3万円 5泊分
合計25万円

今回は友人のシンガポールバーダーと共に行ったので、車・ガイド代は抑えられました。

メインターゲット種

Species撮影難易度
Wattled Broadbill★★★★★
Celestial Monarch★★★★
Short-crested Monarch★★★
Blue-capped Kingfisher ★★★
Rufous-lored Kingfisher ※Bisligの植物園で簡単
Southern Silvery Kingfisher ※マラゴスなら簡単
Azure-breasted Pitta★★
Rufous Paradise Flycatcher★★

ミンダナオの主要探鳥地

1.PICOP

ターゲットバードは約8割見れました。

①Short crested monarch

②Celestial Monarch

③Blue capped kingfisher

④Rufous-lored kingfisher

⑤Southern silvery kingfisher

⑥Azure breasted pitta

⑦Rufous paradise flycatcher

おすすめ度

★★★★★

コメント

世界中のバーダーが訪れる有名探鳥地だけあります。ただ訪問タイミングはとても大事です。我々は今回3月に訪問して多くのカワセミを見る事ができました。しかし、その前の2022年の5月に訪問した際はMonarch,kingfisherは ほとんど空振りでした。訪問タイミングはebird をはじめとして良く調べる事をお勧めします。

2. マラゴス・ガーデン・リゾート

ダバオ空港から車で1時間ほどに所在するホテル。色々探しているときに、ホテルの敷地内でSilvery kingfisherがいるとの情報を見つけて 行ってみたら本当でした。ライトな探鳥なら、PICOPよりこちらの方がおすすめです。

見れた野鳥は

①Silvery kingfisher

②Black naped monarch

おすすめ度

★★★★★

我々は、もうPICOPへは行く予定はありませんが マラゴスは何かのついででまた訪問したいなと思ってます。空港から近いし、ホテル内にはチョコレート体験など 野鳥ガチ勢以外にも楽しめます。宿自体の清潔さはそれなりですが。フィリピンワシをみる保護施設もジープニーで10分位と立地がいいです。

ミンダナオ探鳥のベストシーズン

評価
1月★★★
2月★★★★
3月★★★★★
4月★★★★
5月★★
6月★★

訪問前にシンガポールの野鳥ガチ勢にヒアリングした結果です。体感的にも3月は良かったです!

現地ガイド

2022年の時もそうですがPICOPの野鳥ガイドは2026年現在も一人しかいません。陽気なおじいさんだが、ややお金に執着するタイプです。ホテル選びの時も彼が提携しているであろうホテルをしつように進めてきたりと 喧嘩は5回位して それなりにカロリーが必要でした。一方でこのガイドさんと組んでいるドライバーさんは若くて親切なので、将来 彼がガイドをはじめたら再訪問も検討します。

ミンダナオで意外だったこと

ドライバーさん、現地バーダーさんは陽気で話してて楽しい方が多かったです。印象的だったのは、クルーズ船員をしてお金をためて家を買うこと、稼げる仕事はフィリピン内には限られてること、などでした。

食事は、かなり厳しかったです。日本からフリーズドライ食品を持ち込み、ほぼ3食たべてました。ただセブンイレブンもあり、ここでのパンとライスボールがあったのは まずまずでした。

まとめ

ミンダナオは「初めての海外探鳥地」としてはおすすめはできません。しかし、カワセミ好きをはじめとしてフィリピン固有種を狙うバーダーにとっては、一度は訪れる価値のある探鳥地です。

Wattled broadbill は2回トライして、2回ともダメでした。その後にボホール島で亜種のVisayan broadbill をみれたので もう満足しました。

PICOPは現在も森林伐採が進んでおり、我々も違法伐採されたであろう木材を大量に運ぶトラックを多くみました。将来的に失われる可能性がある探鳥地でもあると思うので、準備されたうえで訪問されるのがいいかなと考えます。